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「虎蛇とブー子 《星崎真紀:JOURCOMICS》」
手なモンで今日の獲物はコレ。帯は「人生に道草は、必要だ。地元で再会した同級生。ともにバツイチで結婚に不向き。そんなふたりが見つけた時間----」とかなんとか。あらすじ的には「不幸なすれ違いの果てに離婚、祖母の住む田舎に出戻ってきた風子が出会ったのは、幼き頃のガキ大将、事業を興して順風満帆だったはずの、やはりバツイチ無職の虎児だった……」とかなんとか。
いやーーー、面白かった!
相変わらず、ヘンにリアルでヤだわww 「友達にも発言小町でもさんざん言われたから」とかwww 発言小町で相談すなw
塚トンの絶妙に駄目っぽいカンジとかもさじ加減が妙にリアルだよな~。居そうだもんよ。あと、この人たちの年齢で最初、少々戸惑った。いや、普通に30代だと思うじゃないですか。でもね、でもね、途中「虎蛇とブー子の居た風景③」で、神社の風景が出るんですが。この手すりがさ。新型じゃん。この波形手すりが一般に普及したのはここ10年~15年くらい。虎蛇とブー子のふたりが小学生の頃にこの手すりが設置されてたら、アレ?このふたり20代後半じゃね?みたいな混乱が。
でも、第4話で30代後半って明言してくれてほっと一安心です。
それとそれと、虎蛇のお母さんも、いかにもってカンジですばらしいですな。
コレ、巻数表示がないけどどうも続きがあるみたいで、楽しみですね。いやね、この、結婚した後の話が普通に続くってのも星崎真紀らしくてすばらしい。
【松】
「真夏の方程式 《東野圭吾:文春文庫》」
てな訳で今日の獲物はコレ。
帯は映画化がどうのこうのなので捨て。あらすじ的には「共働きの両親が多忙なため、叔父が経営する旅館で夏休みを過ごすことになった恭平。その宿に飛び込みで訪れたのは偏屈な物理学者、湯川だった。寂れ、滅びつつあるかつての観光地は、静かに揺れていた……」とかなんとか。
うむ。長編ガリレオですな。
いきなり子どもとわかり合えちゃったりするところがアレですが。容疑者Xと、仕組みとしては似てるんですね。うむ。読んでる途中は、はて、はて、はてな……??なんてなったりもしたんですが。
読み終わってみると、まぁまぁ、なるほどな、と。
ガリレオ先生がもうすっかりノリノリで「子どもを救うために」「推理をしてる」あたりが、ちょっとこう、キャラとしてどうなのっていう気もしますが。
あと、西口くんもっとがんばれよ、みたいな。
それと沢村さんか。しょうも無いというか、思わせぶりに出てきたワリにはいまいち。
しかしコレ、映画化ってどうなんだろう。話いじらないと結構つらそう。
【竹】
「女神と棺の手帳 《文野あかね:ビーンズ文庫》」
そんな今日の獲物はコレ。帯は「軍人達の標的は、赤毛の女神!?」とのことで。あらすじ的には「軍部の影響力が強大化し、王家と政府がないがしろにされつつあるウェスハバート王国。女が勉強しても無駄だと言われながらも、史上初の女医を目指し勉強するケイト。しかし国立大学の入試を目前にして親友が行方不明に。そしてケイトもなぜか反体制過激派に身柄を狙われ……」とかなんとか。
いやー、なんだろコレ。生真面目だね!
もうね、話がちゃんとしてる。
いや、ストーリー運びそのものはそれなりにご都合ってカンジなんですが。設定とか世界観とか、真面目に作ったんだなぁ、みたいな。台詞回しとかね。ちゃんとしてんなぁ、みたいな。
炭鉱のカナリアの件とかね。まぁまぁ、真面目というか、普通というか。
ここまでちゃんと作ると、コレ1冊で終わらせるのは勿体ない、ってなりそうですけど。
でもコレはあまり広がらない予感。
この作者さんの次回作に期待したいところです。
【梅】
「聖女の救済 《東野圭吾:文春文庫》」
てなワケで今日の獲物はこれ! 帯は「ガリレオが迎えた新たな敵、それは女。 おそらく君たちは負ける。ボクも勝てない。コレは完全犯罪だ。」とのことで。
あらすじ的には「IT企業社長が自宅で死んだ。コーヒーから毒物が検出され、俄に殺人の可能性が高まった。しかし容疑者である妻には完璧なアリバイがあり……」とかなんとか。
いやぁ。
何度も何度も言ってますが、ワシミステリー嫌いなんですよ。最近のミステリで読んでるのはこのシリーズくらいですが。
面白かった。
一気に読み終わったわー。まぁ、奥さんのモノローグがほとんど無いのはワザとというか、そういうアレなんだろうけど。ワシとしては、奥さんのモノローグもう少し欲しかったなぁ。
あと、内海さんがかなり切れ者でビビった。草薙くんもなんだかんだ言ってデキル子で良かった。
まぁ、空き缶手元に保管してるのは、若干その、あの、まぁ、ねぇ?
【竹】
「ガリレオの苦悩 《東野圭吾:文春文庫》」
てなこんなで今日の獲物はコレ。帯は「無差別殺人の犯行予告。“悪魔の手”に挑む湯川学。 科学を殺人の道具に使う人間は許さない。----絶対に。」とのことで。ま、短編連作の体裁なのであらすじはナシでいいですわな。
てっきり、「容疑者X」に続いて長編なのかと思いこんでいたんですが、短編だったのでびっくりです。
いやぁ、普通に面白かったですな! 「君はまだ科学というものがわかってないな」とか「人の心も科学です」だの、「人間としての評判はともかく、とはどういうことだ」だの、もうニヤニヤしっぱなしです。
基本的に、というよりもむしろ根本的なところでミステリが嫌いであり、まぁミステリを読まないワシですが。
でもまぁ、コレは面白いよね。褒め言葉として「十二分にライトノベルだね」といいたい。
【梅】